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In the mind:すとっぷのブログ。いろんなこと、考えたこと、思いついたこと、見つけた物の雑記
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 前半部は陸続きの国の国家、国益、人種、そして人道の問題の難しさが強く描かれています。この本の著者は多分に人道的観点からスイスに批判的ですが、日本は海に囲まれた国家ゆえ問題が起こりにくいだけであり、日本も潜在的なスイスといえるでしょう。人道的に批判されている対象はいくつかありましたが、少数民族差別、第二次世界大戦前後のユダヤ人の入国制限、難民受け入れ問題、そして最近のネオナチ・・・
 国内産業国民の労働の保護、国民のための政府と難民の受け入れ、人道。両立しがたい現実が描かれています。

中間部は軍事や核問題。

 そして終わりは私の興味を引いているのはスイスの金融です。最近は徐々に変わってきましたが違法な資金も保護することでほかの金融機関とはちがった優位性を持ち莫大な資金を集める手法。そして、今なお強く残るのが税金逃れのための預け先としての機能。
スイスの銀行側の理論はこうです
「世界のお金を半分以上も取られるという法外な税金から守る」
だいたい世界中累進課税ですから、彼らのいう「法外」な税金を請求されるのはお金持ちです。そのお金持ちが脱税したお金をかくまうという機能。更に、世界に比べて格段に安い相続税。(日本の相続税は超累進課税、ある一定額を超えると其処からの分一気に税率が跳ね上がる)そういったことで世界の資金を集め、利益をあげる。一般的なスイスのいいイメージからかけ離れたスイスの「せこい」部分が書かれています。



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