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In the mind:すとっぷのブログ。いろんなこと、考えたこと、思いついたこと、見つけた物の雑記
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地理の先生に薦められて読みました。経済行きたい人は必読と言っておられたので他の人もぜひ!!お貸しします。

簡単に私なりにまとめます。かなり私も理解且つ納得できる内容でした。


 話は産業革命の時、イギリスを想定してくれれば結構です。経営者と工場労働者。経営者は大金持ちとなり(無論失敗した人もいるでしょうが・・・其れはシカト)工場労働者は生活資金しか持つことが出来ませんでした。つまり其の日暮らし。貯蓄など当然ありません。つまり、解雇されたら明日から食べていけません。其の脅しが彼らを働かせていました。まじめに働かない→解雇→餓。当然いくら経営者が搾取しようが労働者は抵抗できません。でも行き過ぎると社会主義革命に行ってしまわれます。其処まで行かずともさまざまな社会ふわんが発生します。時がたち、労働者を保護する法律がさまざま作られました。労働者は生活資金以上のものを得て、貯蓄が出来、また首になっても明日には飢えとは為らなくなりました。そうなると、もう止まりません。今まで搾取されてたぶんさまざまな形で不満噴出。経営者には苦難の時代です。其れがイギリスの斜陽化をもたらしてしまいました。
 現在、イギリスは保守化路線をとりある程度の経済復興を遂げました。しかし、製造業分野はかつての元気さはありません。ドイツにぼろ負けと見ていいでしょう。世界の工場の面影もありません。

 ソ連
 次はソ連のお話。ソ連では選ばれた人たちの命令によってすべてを効率化させて、人々を其の命令によって働かせようとしました。しかし・・・・・・・結果はご存知ですね?
其の原因は2つ、この場合選ばれた人、は完璧でなくてはなりません。しかし、現実には其れとは程遠い状態になってしまいました。選ばれた時点では賢く才能のあるものでも其の組織の中で一発で腐ってしまいました。また、命令によって人々を働かせても何故か全然能率が上
がりません。人々はサボタージュを始め経済はがたがた。。残念でしたということです。

 アメリカの話。
 レーガンさんからおかしくなりました。反ケインズを挙げておきながら減税+市場にじゃぶじゃぶお金を流し、好景気にさせ支持率当を維持しようとしました。やってることかなり悪魔ケインズです。其れによりアメリカは世界最大の債務国となってしまいました。日本とアメリカの貿易摩擦も根本はこれです。現在、アメリカはソフトに拠って持ち直し復活したかのように見えます。しかし、製造業はだめだめ。自動車は日本に押しに押され製鉄もおそらく日本、ドイツのほうが技術力があります。造船とかは、日本、さらに韓国にボコボコにされたりして。。そこでアメリカは残った製造業を必死に守ります。航空宇宙産業、軍需産業、農業、コンピューター。ですから、この分野のアメリカ政府の対応は必死です。ごり押しもかなり入ります。
ソフトにアメリカがシフトしたことによる現象は、例えば、M&Aの多発、投資、投機の過熱、等々。確かにこれでアメリカは儲けましたが、結局何を作ったのかは良く分からないんですよね???正直。。。考え方によっては実態の見えない経済ってこわっ!!
おそらくこれは更なる格差生んでると思うんだー。。

 日本の話。
 対して日本の戦後。日本にも当然、経営者と労働者が存在しています。しかし・・・・経営者と労働者の壁が薄い、非常に薄いのです。アメリカでは成功している経営者と労働者の給料の差は300倍とも言われます。しかし、日本では普通5倍、せいぜい10倍と言ったところ。。そして、労働者経営者が対立するのではなく一体となってまた、労働者にも参加意識を持って働いてもらうことに成功しています。
 さぁ、成功したのはいいのですが・・・その後時間がたつに連れ、其の弊害がさまざまな形で出てきます。一番は馴れ合いですね。お互いに甘くなってしまって、発展が阻害されたり新しい考えのものを排除したりする傾向が生まれます。
 現在、日本も保守化路線で効率化を計って、成功しつつあります。ただ、やはり労働者経営者一体型は変わりそうにありませんね。それとあくまでもハード、つまり製造業主体。サービス業、ソフトに必死になることはないようです。(無論ソフトも日本でも加熱傾向ですが、、アメリカに比べたらまだまだ。。ライブドア事件もあったりなんかして、またしぼむのでは??)

 
 一時はものづくりなんて下等な仕事だとかって先進国では思われたけど其れ嘘。やっぱり何か作らないと駄目だと思う。何も作らずに数字だけ動かしてどうこうって言うのは不気味なこと限りなし。


こんな所で如何でしょうか?あ、国別の内容しか今日書けてないね。あしたはスミスVSケインズで書こうと思ってます。
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