パンとサーカス

　古代ローマです。前にこうおそわりませんでしたか？ローマのお偉いさんは、人々にパンとサーカスを与えて其の支持によって地位を保ち、人々は堕落ていった、、、と。
　
　でもパンとサーカス。実態は全然違ったようです。こうみればわかりやすい。パン＝生活保護、社会権。サーカス＝世論調査。
　与えられた小麦の量を調べると、家族をぎりぎり食べさせられる量でしかありません。それに、パンだけです。つまり、最低限が保障されているだけであってそれ以上は全くなかったのですね。
　サーカスについて。サーカス（剣闘士の試合とか、ちょっと残酷系。でもローマ人だいすきだった。）はしょっちゅうやっていたわけではありません。たまにです。サーカスには皇帝は良く顔を出しました。其の時のローマ市民の反応は様様で、拍手喝采だったり、大ブーイングだったり冷たい沈黙だったりするわけです。皇帝は「批判があれば受けて立つ！！」って感じで出席していたようです。皇帝と国民が接する大切な機会だったようです。サーカスが嫌いな皇帝もいてサーカスに出席しませんでしたが、非常に人気がなかったそうです。

古代ローマ結構きてるよ。。